道徳「省みる」

道徳の時間は、

「振り返り」という言葉でなく、「省みる」という言葉を使っています。

「道徳読み」と出会い、「省みる」という言葉を使うようになりました。

 

国語や算数では、学習したことをあれこれと振り返ります。

振り返ることで、その時間の学習をもう一度思い出します。

道徳では、その時間の学習ではなく、

それまでの自分のことを思いだし、これからの自分のことを考えてほしいので、

区別するために、省みるという言葉を使っています。

この「省みる」に関する内容です。

 

 

 

黒板に【省】と書き、
「何と読みますか」と聞いたところ、
「かえりみる」と子供たち。
【かえりみる】と付け足す。
(道徳で使っているので分かる。)

 

もう一度黒板に【省】と書き、
「何と読みますか」と聞くと、
「せい」という声。
【セイ】と付け足す。

 

さらにもう一度黒板に【省】と書き、
「何と読みますか」と聞くと、
「・・・・・・」となる子供たち。

 

【省く】と付け足すと、
「あ!はぶく!」という声。
【はぶく】と付け足す。

 

「道徳の時間に【省みる】をしていますが、あるものを【省く】ことができます。何が省けると思いますか?」
「???」という状態の子供たち。

 

「自分の中にある◯い道徳を省くことができるんです。」
「悪い道徳かな?」とある子の声。

 

「そう!省みることで、悪い道徳を省いていくことができるんです!と、いうことは、一度の省みるよりも、二度、三度と省みる方がよいと思いませんか?」
「思います!」と子供たち。
(素直な子供たちに拍手!)

 

「ワークシートに『もう一度省みる』というところがあるでしょう?そのときの学習を思い出して、もう一度省みるをしてごらん。」

 

 

 

以上のような流れで、繰り返し省みることの大切さを伝えました。