道徳「人と自分の図」「二人の登場人物の関わり」
<図1>
http://www.sakura-sha.jp/blog/yokohama-2/より
<図2>
<図1>を参考に、道徳の授業開きで<図2>を提示。
<図3>
<図2>まで示しておくと、登場人物が二人いて、その二人の関わりが価値項目に繋がっている場合は<図3>のような板書で、価値を子供たちに考えさせること、伝えることもできます。
今回は相互理解(寛容)
このときは、教師の説話として使いました。
以下、児童とのやりとりの内容です。
(多少、省略しつつ)
T:人の図の上に、自分に向かう矢印を書く。
S「あ~!あれか!!」
T「これ、何だっけ?」
S「正しく!!」
T「このお話の中で、こうたにとっての正しさは何だったのかな?」
S「サッカーの試合に勝つこと。」
T「このお話の中で、かずやにとっての正しさは何だったのかな?」
S「弟を看病すること。」
T:かずやからこうたへ向かう矢印を書く。
T「かずやは、こうたの正しさを分かっていたかな?」
S「分かっていた。」
T:こうたからかずやへ向かう矢印を書く。
T「こうたは、かずやの正しさを分かっていたかな?」
S「分かっていない。」
T「みんなの発表の中にあったように、こうたは、かずやの事情も知らないまま、自己中心的な態度を取ってしまいました。どうすればよかったのかな。」
S「かずやの話をちゃんと聞けばよかった。」
T「そうだね。話を聞くと何が分かるの?」
S「相手の事情とか気持ちとか。」
T「思ったことをすぐに言わずに、相手のことを考えられるといいね。思ったことをすぐに言わない。つまり、ちょっと止まる。すると、相手の正しさが見えてきますよ。」