贈与、恩送りは恩返し
新学期が始まり、分掌等が決まっていきます。
新学期へ向けての仕事も少しずつ進めています。
その中で、ここ数年は、自分の立ち位置の変化を強く感じています。
同時に、自分が初任校で過ごしていた時期は、先輩方にどんなににお世話になっていたのかを強く感じています。
先輩方は、私に見返りを求めていたわけではありません。
おそらく、先輩方も同じようにしてもらっていたことを、意識してか意識せずにか分かりませんが、後輩の私たちにしてくださっていたのだと思います。
ある先輩から、よく内田樹さんの「贈与」という言葉を聞かされていました。
同時に、「自分(先輩)に何かを返そうとしなくていいからね。」と。
私は先輩にしていただいたことを、後輩や同僚に少しでも送っていくことができたらと考えています。
先輩に教えていただいたことや、先輩から受け継いだものが、脈々と続いていくこと、そして、さらによいものになっていくことが、先輩への恩返しだと思っています。
そして、自分が送っているつもりでも、同時にそれ以上に受け取っているものがあることを忘れないようにしたいと思います。