計算ドリルへの取り組み方から見える目的と方法の在り方
計算ドリルの最後に「一回目」や「二回目」が終わったらチェックをするページがありますよね。
低学年を担任すると「計算ドリルを三回行う」という指導をされている方も少なからずいるのではないでしょうか。もしかしたら学校で決まっている方もいるかもしれません。
この指導の目的は、おそらく「学び方の指導をすること」だと思います。
しかし、メタメッセージとして「三回やればそれでいいよ」と伝わっている可能性があります。
高学年になると、家庭学習の時間の目安が長くなります。
そして、保護者の方々から「自主学習で何をすればいいのか分からないみたいで……もっと宿題(漢字や計算の取り組む場所の指定)を増やしてください。先生に言われたことはやるので。」と言われることがあります。
まず、「言われたことはやる」というのは、素直でよいことです。すばらしいと思います。
しかし、目指すはその先です。自分で考え、実行できるようにならなくてはいけません。
何をやればいいのか分からないなら、とりあえず漢字や計算のドリルやスキルをやればいいのではないかと思うのです。
……だが!しかし!!
ここで最初の話題を思い出してください。
子供たちは計算ドリルは「三回やればそれでいいよ」というメタメッセージとその呪縛に縛られているのです。
5回でも10回でもやって、タイムを伸ばそうとか考える余地がないのです。
(もちろん、算数が得意な子供たちにとっては必要ないかもしれませんが。)
「宿題や自主学習が何のためにあるのか、考え直して指導する必要があるなぁ」と感じています。
メモ
・計算ドリルタイムトライアル
・自主学習パワーアップ会議